五街道について
五街道とは
五街道とは、江戸幕府が江戸の日本橋を起点として整備した、東海道・中山道・甲州街道・日光街道・奥州街道の 五つの幹線道路の総称です。慶長6年(1601年)に東海道で宿駅の制度が整えられたのを皮切りに、各街道に 宿場や一里塚、並木などが順次設けられ、参勤交代や物資の輸送、庶民の旅や参詣を支える江戸時代の大動脈と なりました。万治2年(1659年)には、幕府が道中奉行を置いて五街道を直接管理するようになります。
なお、幕府の公式な呼び名は「東海道」「中山道」のほか、「日光道中」「奥州道中」「甲州道中」で、 「街道」は通称です。本サイトでは親しみやすさを考えて、一般に広く使われている「街道」の呼び方で 統一しています。
五街道の一覧
| 街道 | 区間 | 宿場数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 東海道 | 日本橋 〜 京都・三条大橋 | 53宿 (五十三次) |
江戸と京・大坂を結ぶ最重要の幹線。全長は約490km。歌川広重の浮世絵『東海道五十三次』で広く知られます。 |
| 中山道 | 日本橋 〜 草津宿(東海道と合流)〜 京都・三条大橋 | 69宿 (六十九次) |
内陸の山あいを通る街道で、木曽路が有名。全長は約530km。川止めが少なく、旅人や姫君の道中にも好まれたといわれます。 |
| 甲州街道 | 日本橋 〜 甲府 〜 下諏訪(中山道に合流) | 44宿 | 江戸城から西へ延び、内藤新宿・八王子・甲府などを経て中山道に合流します。 |
| 日光街道 | 日本橋 〜 宇都宮 〜 日光 | 21宿 | 徳川家康を祀る日光東照宮へ向かう参詣の道。将軍の日光社参にも使われました。 |
| 奥州街道 | 宇都宮 〜 白河(江戸〜宇都宮は日光街道と共用) | 27宿 | 宇都宮で日光街道と分かれ、東北方面へ向かいます。幕府の五街道としての区間は白河までで、白河から先は「仙台松前道」などの名で、仙台・青森方面へと続いていきます。 |
※宿場数は、起点・終点や複数の街道で共有される宿場の扱いによって数え方が異なる場合があります。 上の表は一般によく使われている数え方です。
街道の位置を地図で見る
五街道のおおよその経路を地図に重ねました。下の凡例をクリックすると、各街道の線の表示・非表示を 切り替えられます。線上の丸印は主な宿場や町で、マウスを載せる(スマートフォンではタップする)と 名前が表示されます。
※経路は主な町を直線で結んだ概略図で、実際の道筋とは異なります。奥州街道の点線は、五街道の公式区間(宇都宮〜白河)より先の、白河以北の道筋を示しています。東海道の各宿場の位置は、本サイトで 整理している宿場データの座標(概算)にもとづきます。今後、各街道の記事の公開にあわせて、より詳しい 位置情報へ更新していく予定です。
脇街道について
五街道を幹線とすれば、それを補ったり、各地を結んだりする街道が「脇街道(脇往還)」です。 水戸街道、北国街道、伊勢街道、美濃路、佐屋路などがその例で、五街道の宿場から枝分かれして、 各地の城下町や寺社、港へと人や物を運びました。本サイトでは、五街道の紹介が進んだ後に、 脇街道も順次取り上げていく予定です。
本サイトでの紹介の順序
まずは東海道を、起点の日本橋から終点の三条大橋まで、毎日ひとつずつ紹介しています。東海道のあとは、 中山道、甲州街道、日光街道、奥州街道の順に、同じ形式で巡っていく予定です。
この地図について(出典・ライセンス)
・地図の背景には、国土地理院が提供する「地理院タイル(標準地図)」を使用しています。
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院タイル一覧)
・地理院タイルは、国土地理院コンテンツ利用規約に従い、出典を明示することで、商用利用を含めて
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・地図上に重ねている街道の線や地点の表示は、当サイトが独自に作成・加工したものであり、
国土地理院が作成したものではありません。
・地図の表示には、オープンソースの地図ライブラリ「Leaflet」(BSD 2-Clause License)を使用しています。